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ブラインドを新調~

去年・2018年夏の店内改装。
あれから10ヵ月ほど経ちました。


ただ、改装工事は終わりましたが~
まだまだワタシの中では“完成型”ではない

お金が貯まればやりたいことや、お金をかけずに自分でやること…
いろいろあります。

そのうちの一つ。コレ
そろそろ日差しが強くなってくるので、早急にやらねば
と思ってたところ



お店の西側の広い窓。そこにかかるブラインド。
コレは改装前のまま。
まだ使えるというのもあったが、改装資金もギリギリだったので~
「後でもできることは後回し…」ということで

改装後の店内は、白黒のタイルと木目の内装
「青」はどこにもなく、マッチしないな…とは思っていた。
(長年ここにあるせいか、自分では馴染んでいる気がしちゃうんだけど)



今年に入って、一個ヒモが切れちゃって使えなくなった
さすがにコレも30年使ってる。よくもった!と言うべきか。

30年も経つと、取り付け金具のプラスチック部分が劣化して
ペキペキと割れる
何個か、次外したら付けられないかも…みたいなのもある



と、いうことで、ブラインド5枚。新調しました
すぐ横の壁・古材の色に近いグレーっぽい木目カラー
周りに馴染む感じで~Goodかも

それにしても…
けっこう隣同士、スキマが多いな…?
ちゃんと測ったのに~…



まさか…
と、その「まさか」で…

なんと!窓5枚分のブラインド、5本とも幅が全部違う!!!
幅が、84cm、85cm、87cm、89cm…全部違うじゃん!!

アタリマエのように、全部同じだと思ってたので
1本だけ幅と長さを計って、それを5本。ってな注文の仕方…

まさかの…5本全部計らなきゃいけなかったのか…



ただ幸運にも、中間の幅のヤツを計って注文してたようで、
長すぎて、隣同士ぶつかったりしないだけヨカッタか…

あっちを寄せたり、こっちはズラしたり…
うまくごまかしたら、そんなに違和感なくなった

いつもテキトーなDIYをやってるのでこういうリカバリーは得意です



やはり、ワタシは長年見慣れた「青」の方がシックリ来るが…
まぁ、全体で見れば、こっちの方が合ってる。はず…

改装が終わった後も、まだまだ“改装”進行中…

次は何を実行するかな…



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床屋ができるまで | コメント(0) | トラックバック(0) | 2019/04/28 15:17

魂の注入!入り口ペイント

昨日の定休日
先月完了した改装工事の、最後の仕上げ
入り口ドアです


2年間、お店の入り口を飾ってくれたロゴステッカーと”お別れ”
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いよいよワタシの思う、理想の入り口ドアへと変わる時が来ました


朝、店に来てステッカーを剥がす。
丈夫だから剥がした後も、何かに使えそうだ・・・
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このロゴマークは、違う形で店の入り口に使う予定
(現在製作中・・・




依頼したペインターさんが登場して、さっそく話し合い
今回、ゴールドで「植草理容店 SINCE1969」と描いてもらいます。
シールじゃないヨ
手書きで、金箔を使って描くんです
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その金箔の文字。
ガラスの表面(外側)に描くか、裏から(室内から外へ向け)描くか・・・
写真じゃわからないけど、表から、ウラからで、質感・見え方が違いますね

今回、表側(外から)描いてもらうことに




前もってフォントやサイズなど、打ち合わせしていた図柄の下絵を窓に貼って
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最終の位置を確認



ガラスにチョークの粉みたいなので、図柄を写します。
ナ~ルホド!そういうふうにやるんだ!
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ガラスにゴチャゴチャ写ってるので、わかりずらいですが~



その下絵にそって、筆に専用の糊をつけて字を描いていきます
慎重に、しっかりと
見ていても、集中力が伝わってきます
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今回依頼したのはModern Twist Signs中原さん
とっても気さくなナイスガイ
このような手書きサインのことなど、ちっとも知らないワタシに
とても親切に説明、対応していただきました

アメリカサンフランシスコ仕込みだそうで~
うわぁ~ガイコクに行ってたのね~って、
イナカモンには憧れちゃう響きでございます



糊(わりと水っぽいシャバシャバした感じ)で何文字か描いたところで~
始めの方に描いた糊が乾いてくる。
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イイ粘り気に乾いてきたところで、金箔を上から貼っていく



四角い金箔のシートを貼り付けると~
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こんな感じで。
最終的に、糊のついた部分だけ残るので、
金箔の文字になるナルホド。ナットク


金箔は石川県産だそうで
本金箔デス
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最近は似せた素材なんかもあったりするが、
やった時だけ美しいけど、すぐに色が変わっちゃったりで~
やっぱニセモノはそれなり。なんだそうです



3時間くらい、ず~っとこんな感じの地味な作業。
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でも、チャクチャクと進んで行きます。
やっぱり何の仕事も”プロフェッショナル”を見るのは刺激になる



その集中力。ゴチャゴチャ言わずにヤルことヤル
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「ボクらシールとの戦いですよ~」なんて笑ってたが。
実際今、安くて、出来のいい、自在に作れるシールなんかがある時代・・・

それでも、”これでこそ”っていう価値があると思う
ワタシも職人のハシクレとして、こういう”手仕事”に共感するところがある



安価で作れるシールじゃなくて、手書きで依頼したのも
店の入り口に、「そんな魂を入れたかった」って思いもあったりします

いろんなモノと戦わなければなりません何の仕事でもそうでしょう




ワタシも、ぼんやり作業を見させてもらい~
金箔がヒラヒラと、風で飛んで行くんです
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ビンボー人は、金とかあまり縁がありませんので~
集めて何かに使えねーかな・・・?とか考えちゃうんです
イヤだねー貧乏人は
GOLDより「ウルトラマン」に興味があるカンちゃんは、
勝手に店のエアコンつけてグータラ寝そべってビデオ三昧



3時間ちょっとで、金箔を貼る作業がだいたい終わった
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裏(室内)から見た感じ。


細かい所を手直ししながら~
いやいや・・・手間かかるわ。

地味で地道な作業ですが、シロウト目に見ても、
もう「コレ、キてるな。イイモノになるな~」
って雰囲気も出てる



金箔を貼り終え、糊が乾いたところで~
この瞬間がイイんだろうな~~って作業

柔らかそうなブラシで、サササ~っとはたくと~





余分な金箔が飛んで行って、文字がクッキリ浮かび上がる

おお~~出てきた出てきた
キラキラと金箔もたくさん飛んで行きました
しばらく、ウチの周りに、GOLDが落ちてるかもよ


仕上げに、上からクリアー(透明の塗料)でコーティング

コレで金箔が剥がれないようにするのね



5時間くらい要したでしょうか。
完成デス

このフォントを選んだのも正解!だったな~
上品で、スッっとした感じになった



近くで見ると、シールじゃない「手描き」がよくわかる

筆のあと。金箔の質感。


何の意識もせず、パッと見たら「シール」に見えるかもしれません。
そのくらい、キッチリ手書きでトレースされています

でも、よく見れば、手作り・手仕事の温かみを感じます



これぞ!「床屋の入り口」
今どき、たぶん誰もやらない

もう廃れたような、この「床屋の入り口」のパターン
「ちがうんだよ!カッコイイんだよ!」というのを、
見事にペインターさんが実現してくれました

そんな感慨にふけっている目線の奥に、トドみたいな
ウチのバカ息子が、まだ寝そべってビデオを見ていますが・・・



そんな、新しくなった店の入り口
改装工事も終わり、最後の最後
ダルマに目を入れるような~魂の注入が終わりました

さぁ、ここから!
頑張って仕事して、借金返します!





床屋ができるまで | コメント(0) | トラックバック(0) | 2018/08/07 18:16

アメリカ風?昭和風?伝統?

この入り口にロゴステッカーを貼ったのは、もう2年前。

このステッカーすごいいく出来で、2年経っても全く問題ない
ただ、このステッカーを貼った入り口・・・
コレはワタシの中では”つなぎ”

2年前に父親から店を引き継ぎ、店名を変更
いつまでも旧店名の入り口じゃ…と急いで作って貼ったもの。


このロゴマークは、もっと違う”見せ方”をしたい
なんだか、シールをペタっと、「取ってつけたような」感があってね・・・




入り口のガラスには、もっと「ふさわしい」何かあるハズだ・・・
そんなことを、2年間考えてました



そして、今回の改装
ずっとイメージしてた改装が出来上がったことでイメージが固まった



改装後の店のイメージは、「古き良き・・・」「アメリカ」「昭和日本」
このへんがキーワードです

アメリカ風にするか、昭和風にするか・・・迷いました

「カッコよさ」でグイグイ押すなら・・・
ワタシの持っているこの雑誌・・・
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サインペインティング
ペインターさんが、手書きで描くヤツ

いいねぇ~ちょっと憧れ
コレ風のシールとか、カッティングシートで作るとかあるけどサ。

やっぱ、カッケーな。ホンモノ




そしてもう一方・・・「日本」「昭和」というキーワードに行くなら~
やっぱコレっしょ
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「床屋・レトロ」とかググったら出てくる、こんな入り口
昭和の床屋。そして、ワタシが一番”床屋らしい”と思う入り口


さぁ、どっち?
あくまで「カッコヨク」か・・・
「ニッポンの床屋は死なないぜ」ってな心意気でいくのか・・・





やっぱそこはサ…「オレがやらずに誰がやる!?」という使命感(?)から
「アメリカ」「カッコよさ」は置いておいて、「昭和」方面で


ザックリとワタシのイメージを描いてみた
まぁ、普通に名前書いただけか・・・
この方眼ノートが、デザインとか考えるのに最近のお気に入り
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コレコレこの感じで行こう

コレを、シールじゃなく、ペインターさんに描いてもらうのです
ゴールドリーフィングっていうヤツです
金箔使うみたいっすねウワサ(?)には聞いてますが


方眼紙に書いたイメージを、メールで送信
1カ月ほど、イメージのすり合わせ・・・



そして、だいたいまとまったところで、
書体や文字の大きさなど、完成イメージ画像を作ってもらった
(現代は便利だね

(出来上がってのお楽しみ・・・ってことで
イイっす!コレで行きましょう



そして、いよいよ来週施工デス
どんなんなるんでしょうか~楽しみです



施工。完成



床屋ができるまで | コメント(0) | トラックバック(0) | 2018/08/04 18:40

生きてるみたいな時計ちゃん。

今月、店舗内装のリニューアル工事を終え
元気に営業しております

改装後のバタバタも落ち着いたところで~
改装中、改装後に書ききれなかったネタをちょこちょこと・・・


なんといっても、改装後の店で
独特の存在感と、ホッコリ感を出しまくる、この~・・・

時計について触れなければいけません
時計に関しては、改装前から改装中も、ずっと考え続けてたパーツ

店の雰囲気は、最初から明確にワタシの中にあったので、
それに合う時計とは・・・というところで。


イメージが「レトロ」ってことで、そんなイメージの時計・・・
いっぱい売ってますよ。「ビンテージ調」「レトロ調」・・・数百円~数千円・・・
ペラペラのプラスチックのとかサ

でも、今回は内装にこだわったし・・・
お金もかかった・・・
そこに薄っぺらな時計をブラ下げるワケにはいかないのですよ・・・




駅のホームに下がってる時計・・・バスや船に着いてる武骨な時計・・・
学校にある時計、工場にありそうな時計・・・
イロイロとネットで探して、タマタマ行きついた~


ワタシがよく使うアプリ・メ〇カリで見つけた

ボンボン時計って言うのかな
柱時計。振り子時計?ゼンマイ時計?



レトロ”調”とか、”風”じゃないヨ
ホントに古いんです
出品者の見解で言うところ、昭和40年代では?とのこと。
もしやワタシとタメ?やや先輩とか・・・?

ゼンマイで歯車を回し、振り子がコチコチ…時間で「ボ~ン
なんかワクワクするじゃぁ~ないですか


電池で動く「クオーツ」が普通のこのご時世
今や電波時計なんぞ、勝手に時間を修正して1秒たりとも間違うことが無い
まぁ、便利だけどサ。使ってるけどサ。そんなのも。


運命的なタイミングで、ちょうど店の色に合いそうな物が出品された
即ポチと

厳重なプチプチ包みで届いた。
ちょうど改装工事も大詰め。完成間近な頃だった

精密な機械仕掛けだからな
慎重に慎重に・・・



振り子とネジ巻きか。
こんなベタな形のネジ巻き・・・マンガで見るくらいだよね

もちろん、こんな時計見たことはあっても、触ったこともない・・・
まぁ、ネジ巻いて振り子をぶら下げて、振ればイイんだろう・・・(?)



時計横の、留め金を外すとフタが開く。

この留め金のカンタンさ・・・サビ(緑青?)の具合が年季を感じる



ガバっとフタを開けると、文字盤と振り子を振る部分。
その奥に時を知らせる鐘(棒)とハンマーが備わる

すげぇよな。
コンピューターとか使わず、ゼンマイの戻る力で歯車を回し
正確に時が来たらハンマーの歯車が作動して鐘を叩く・・・

いったい、どこをどう組み合わせたら、そんなカラクリが出来るのか…
古いモノのロマンは、そんな所からも感じるモンで~



文字盤に「Ryusui」とあるので、「龍水社」の時計であろうとのこと。
筆記体なので、龍水社の末期の物であろうとのこと。
さすがに、この時代に「China製のパチモン」とか無いだろうから・・・
その辺は信じても問題ないであろう

このテの古い時計だと、「精工舎」(現セイコー)、「愛知時計」とか、よく出てきた。

「龍水社」とはなんぞや?ということで、ネットで調べた
戦後まもなく、「日本を東洋のスイスに!」と始まった、時計技術者の養成所を経て
長野県の農村の若者で設立された「龍水社」
その後1973年にリズム時計工業(株)に吸収されています。

吸収された73年といえば、ワタシのうまれた年。
末期の物とすれば、ワタシと歳が近いということになるでしょうか



鏡のワクの色と、バチリ合います

文字盤や装飾もハデ過ぎずシンプルで、
これ以上ないくらいピッタリ



改装中、しばらく裏で試し運転開始~
振り子をぶら下げて~



ゼンマイ巻いて~~
コッチは鐘のゼンマイ。

コチコチコチコチ・・・
おお~~すげー!コチコチ言っとる!!
コチコチカッチンおとけいさん…って、このことだろ!!?

すると、だんだん振り幅が小さくなり、数時間で止まる・・・




どうやら、時計の水平・垂直がキチンとしてないと
止まっちゃうみたいです
むむむ・・・なかなかの神経質・・・

ちょっと気を使って取り付けしたら、バッチリ動き出した
意外にも3日ほど経っても1~2分しか狂わない!

意外に正確



お店の改装が終わって、オープン前日に
店の正面・ド真ん中に取り付けました
”新入り”ですが、新しい店の”顔”的な存在として

今のところ、1日3分遅れる感じで。
ウラで試してた時より、ズレが大きい。

最初は【5分/1日】遅れてたが、傾きを調整したら【3分/1日】になった
もうちょっと微調整したら変わるかな・・・?


そんな生き物のような時計

毎朝、遅れを直してやるのも、10日に一回ほどネジを巻いてやるのも、
すっかり慣れて、仕事前の”儀式”になりつつある

なかなかカワイイやつです



床屋ができるまで | コメント(0) | トラックバック(0) | 2018/07/25 19:21

ブラインド取り付け~

今週、オーダーしていたブラインドが届いた

おかげさまで1週目ほどじゃないが
休業していた分、まだまだ忙しい毎日・・・

箱を開けたものの、こんな所に放置したり・・・
わりと、店の中、外はバタバタです。まだ。


大きくて置き場所にも困るし…
めんどっちぃけど、仕事が終わった後

残業です
しかし、デカイな・・・
横幅2m30cm、タテの長さ2m20cm



ココに不自然に照明が二つ並んでます。
このあいだの天井には補強が入れてあります

ココにブラインドを着ける設計になっていますが、
ブラインドの手配が遅れてしまい、OPENに間に合わないかった・・・




以前は、女性のお顔そり用に個室があったのですが~
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スペースの問題と、予算の問題で無くなりました。

ということで、一番奥の椅子を個室風に仕切るブラインドを付けます




つけるのは、木ネジ2本の金具を3個つけるだけ・・・
だけど、「真っすぐつけないと」ってプレッシャーが・・・

まぁ、何とかつきました
たぶん真っすぐ

落っこちませんよーに




ブラインドを下すと・・・

奥の椅子が、”個室”ちっくになります

これでようやく、女性のお顔そりもウエルカム


まだまだ「とりあえず始まった」的に営業してますが・・・
すこしずつ整えていきます



床屋ができるまで | コメント(0) | トラックバック(0) | 2018/07/13 20:31
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