日本二!北岳へ
今年はじめから、行こうと考えてた
標高日本第二位の北岳
そのための準備として、
アイゼン買って
コンパス買って~・・・
月曜日で天候が許せば、いつでも行けるように準備をして待っていた。
日曜日に悪かった予報が変わり、イケそうだ!ってことで
急遽月曜日、作戦決行
本来なら北岳登山は、1泊が普通。
日帰りは出来なくもないが、かなりの“健脚”向けプラン。
ですが休みの都合上、体力任せで日帰りで挑みます
地図によるコースタイム(標準的にかかる時間)は往復10.5時間ほど。

登山口まで行き帰りは、マイカー規制のため
バス(タクシー)で移動するので、
バスの時間で“タイムリミット”が出来てしまう
車で乗りつけられれば、日が暮れるまでに・・・って感じで余裕があるんですが。
行きのバス始発が登山口に着くのが7:00
帰りのバスの最終は16:30・・・リミットは9.5時間。
コースタイム10.5時間。日帰りはムリな計算になりますが・・・
タクシーの始発がバスより早いのと、
普通に行けば「コースタイム」より早く進めるようだ。ってことで。
何とかしましょう
というプラン。
だが、終わってみて考えると、
その時の条件の違いもあるし、こういうプランで登るのはキケンだと感じました
無事帰って来れ、バスにも間に合ったのは
“ラッキー”がいくつかあった結果であり
ちょっと反省してます
朝6時に広河原の登山口に到着。
バスより早く出るタクシーの始発に乗って
まず1時間の“貯金”を作った。

梅雨だというのに、お天気はサイコー
一番奥の高い山のテッペンが北岳。
あそこまで行って帰って来ます。スッゴ・・・・
つり橋を渡って

さあ、地獄の登山(この時はウキウキ)のはじまり~
しばらくは、木の生い茂る森を進む

まぁまぁ急な登り道。
後半バテないようにセーブしつつ、“タイムリミット”も意識して進む
雪解け水かな。沢をいくつも越える

癒される風景
なんて進んでいると

白骨死体が・・・
カモシカっぽいです
タクシー運転手さんが言ってたが、今年は雪が多くて
エサが無いので鹿がそこらじゅうで餓死してるとか・・・
自然は厳しいのね・・・
ゴロゴロの岩場の、はるか向こうに雪渓が見える

あそこを上がるのか・・・遠い・・・
手ずくりな橋をいくつも渡る

やっぱ、水のある風景はホっとする。
ものすごい澄んだ水。

ドボドボ流れ落ちる。
水にもパワーを感じる。
そんな森を2時間くらい歩いたでしょうか・・・

いよいよ来たか・・・雪渓です
雪渓登るの初!アイゼンつけるの初!
そんなワタシですが・・・ヤル気だけはあります
昨日まで値札が着いたままだった
アイゼンを装着

ワタシのは6本歯ですが、周りはほとんどが前ツメ着いてる10~12本歯アイゼン。
もっと言えば、みんなゴツイ登山靴。
トレッキングシューズで来てるのはワタシくらいなもん
その辺もよろしくないが・・・
気合いと体力で乗り切りましょう
(ホントはダメだと思う)
さあ、行こう
アイゼンの歩き方・・・?
本でちょっと読んだ。TVで見たような気もする・・・

いいんです。目の前に“実戦の場”があるのです
戦いながら覚えます
前を行くのは、一緒に登ったコーハイ。彼は経験者。
はじめは斜度もそれほど無く、ちびっこゲレンデくらいでラクショー
だんだん斜度も上がり、スキー場で言えば「初級コース」~「中級コース」くらいか。

このくらいになると、アイゼンの歯をうまく食いこませないとズッコケる
だが、雪がクサってるし(グサグサのシャーベット)斜度もキツイので、
思うようにいかない・・・
写真では斜度が伝わりにくいのが残念だが・・・
もう、スキー場の「中級コース」以上だな。

スキーだったら
シャ~~っと行ってやるのに・・・
登るなんて・・・バカげてる
雪は滑るモンだぜ・・・登るモンと違うベ・・・
タマに山の上からモクモクとガス(霧)が下りてくる

自然の前では、人間なんぞハナクソ同然・・・
山はでっかいなーーー
雪渓も半分を過ぎた辺りからは、もうスキー場だったら「上級コース」
それも、めったに無いくらい急なコースって感じ
もう、ツライってのもあるが、身の危険さえ感じる

下りの団体さんは、ガイドさんのロープにつかまりながら
ソロソロと下りるが、みんなコケる。ガイドさんもコケる。
団体のはるか下に、ゴマ粒ほどの人が見えるが、
この団体の先頭のおじさんで、ちょっと尻もちついたら、
止められずに、たちまち20mほど滑り落ちた
落石(岩)がゴロゴロしてて、激突したら大ケガだ
ちょっとした“修羅場”を横目に・・・
他の人の踏み跡を探し、そこに足を掛けて登る。
そうでもしないと、もう急すぎて足が留まらない
ちょっと後半はフルマラソンを思いだした・・・
終わる気がしないほど果てしないが、遅くても歩き続ければいつか終わる
それだけを考えて、一歩一歩進み、ようやく雪渓終了・・・
もう、足がパンパン

永遠に続くのか・・・
と思うほど長かった・・・
この雪渓でもがくこと、2時間くらい費やしたか・・・?
去年も来たという人曰く、今年は雪が多すぎる!
この時期でも去年は、もっとサクサク行けた・・・と。
今年はよく降ったしね
山小屋の情報は、「残雪多く、上級者以外は他のルートへ」とのことだったが、
なるほどその通り
コチラは
バリバリ初心者とはいえ、
日帰りで“タイムリミット”があるので、まわり道はキビシイ
無謀と言えなくもないが、
結果的に回り道してたら間にあわなかったかもしれない。
おそらく、この雪渓でかなりのタイムロス。
オマケに必要以上に足がヤラれた
もう、モモが攣ってる状態・・・
まだ先は長いのに・・・・
そんな、地獄の雪渓が終わって
足をかなり消耗したものの、ホッとしてたところに・・・

現れたのは、“難所”と言われる「八本歯コル」
「難所」っつーんなら、ますます避けて通りたくねぇなー
なんて、行く前は思ってたが・・・
慣れない“雪渓地獄”で足をボロボロされたところに
お次は階段地獄
モモが上がらない・・・
ヘバってたら時間内に登頂・下山出来ない・・・
とにかく進む
続きは、また明日書きます・・・
その2へつづく・・・
標高日本第二位の北岳

そのための準備として、
アイゼン買って
コンパス買って~・・・
月曜日で天候が許せば、いつでも行けるように準備をして待っていた。
日曜日に悪かった予報が変わり、イケそうだ!ってことで
急遽月曜日、作戦決行

本来なら北岳登山は、1泊が普通。
日帰りは出来なくもないが、かなりの“健脚”向けプラン。
ですが休みの都合上、体力任せで日帰りで挑みます

地図によるコースタイム(標準的にかかる時間)は往復10.5時間ほど。

登山口まで行き帰りは、マイカー規制のため

バスの時間で“タイムリミット”が出来てしまう

車で乗りつけられれば、日が暮れるまでに・・・って感じで余裕があるんですが。
行きのバス始発が登山口に着くのが7:00
帰りのバスの最終は16:30・・・リミットは9.5時間。
コースタイム10.5時間。日帰りはムリな計算になりますが・・・
タクシーの始発がバスより早いのと、
普通に行けば「コースタイム」より早く進めるようだ。ってことで。
何とかしましょう

だが、終わってみて考えると、
その時の条件の違いもあるし、こういうプランで登るのはキケンだと感じました

無事帰って来れ、バスにも間に合ったのは
“ラッキー”がいくつかあった結果であり
ちょっと反省してます

朝6時に広河原の登山口に到着。
バスより早く出るタクシーの始発に乗って
まず1時間の“貯金”を作った。

梅雨だというのに、お天気はサイコー

一番奥の高い山のテッペンが北岳。
あそこまで行って帰って来ます。スッゴ・・・・

つり橋を渡って

さあ、地獄の登山(この時はウキウキ)のはじまり~

しばらくは、木の生い茂る森を進む

まぁまぁ急な登り道。
後半バテないようにセーブしつつ、“タイムリミット”も意識して進む
雪解け水かな。沢をいくつも越える

癒される風景

なんて進んでいると

白骨死体が・・・

カモシカっぽいです
タクシー運転手さんが言ってたが、今年は雪が多くて
エサが無いので鹿がそこらじゅうで餓死してるとか・・・
自然は厳しいのね・・・

ゴロゴロの岩場の、はるか向こうに雪渓が見える

あそこを上がるのか・・・遠い・・・
手ずくりな橋をいくつも渡る

やっぱ、水のある風景はホっとする。
ものすごい澄んだ水。

ドボドボ流れ落ちる。
水にもパワーを感じる。
そんな森を2時間くらい歩いたでしょうか・・・

いよいよ来たか・・・雪渓です

雪渓登るの初!アイゼンつけるの初!
そんなワタシですが・・・ヤル気だけはあります

昨日まで値札が着いたままだった


ワタシのは6本歯ですが、周りはほとんどが前ツメ着いてる10~12本歯アイゼン。
もっと言えば、みんなゴツイ登山靴。
トレッキングシューズで来てるのはワタシくらいなもん

その辺もよろしくないが・・・

気合いと体力で乗り切りましょう

(ホントはダメだと思う)
さあ、行こう

アイゼンの歩き方・・・?
本でちょっと読んだ。TVで見たような気もする・・・


いいんです。目の前に“実戦の場”があるのです

戦いながら覚えます

前を行くのは、一緒に登ったコーハイ。彼は経験者。
はじめは斜度もそれほど無く、ちびっこゲレンデくらいでラクショー

だんだん斜度も上がり、スキー場で言えば「初級コース」~「中級コース」くらいか。

このくらいになると、アイゼンの歯をうまく食いこませないとズッコケる
だが、雪がクサってるし(グサグサのシャーベット)斜度もキツイので、
思うようにいかない・・・

写真では斜度が伝わりにくいのが残念だが・・・
もう、スキー場の「中級コース」以上だな。

スキーだったら

登るなんて・・・バカげてる

雪は滑るモンだぜ・・・登るモンと違うベ・・・

タマに山の上からモクモクとガス(霧)が下りてくる

自然の前では、人間なんぞハナクソ同然・・・
山はでっかいなーーー

雪渓も半分を過ぎた辺りからは、もうスキー場だったら「上級コース」
それも、めったに無いくらい急なコースって感じ

もう、ツライってのもあるが、身の危険さえ感じる


下りの団体さんは、ガイドさんのロープにつかまりながら
ソロソロと下りるが、みんなコケる。ガイドさんもコケる。
団体のはるか下に、ゴマ粒ほどの人が見えるが、
この団体の先頭のおじさんで、ちょっと尻もちついたら、
止められずに、たちまち20mほど滑り落ちた

落石(岩)がゴロゴロしてて、激突したら大ケガだ

ちょっとした“修羅場”を横目に・・・
他の人の踏み跡を探し、そこに足を掛けて登る。
そうでもしないと、もう急すぎて足が留まらない

ちょっと後半はフルマラソンを思いだした・・・
終わる気がしないほど果てしないが、遅くても歩き続ければいつか終わる

それだけを考えて、一歩一歩進み、ようやく雪渓終了・・・
もう、足がパンパン


永遠に続くのか・・・

この雪渓でもがくこと、2時間くらい費やしたか・・・?
去年も来たという人曰く、今年は雪が多すぎる!
この時期でも去年は、もっとサクサク行けた・・・と。
今年はよく降ったしね

山小屋の情報は、「残雪多く、上級者以外は他のルートへ」とのことだったが、
なるほどその通り

コチラは

日帰りで“タイムリミット”があるので、まわり道はキビシイ

無謀と言えなくもないが、
結果的に回り道してたら間にあわなかったかもしれない。
おそらく、この雪渓でかなりのタイムロス。
オマケに必要以上に足がヤラれた

もう、モモが攣ってる状態・・・

まだ先は長いのに・・・・
そんな、地獄の雪渓が終わって
足をかなり消耗したものの、ホッとしてたところに・・・

現れたのは、“難所”と言われる「八本歯コル」

なんて、行く前は思ってたが・・・
慣れない“雪渓地獄”で足をボロボロされたところに

お次は階段地獄

モモが上がらない・・・
ヘバってたら時間内に登頂・下山出来ない・・・
とにかく進む

続きは、また明日書きます・・・
その2へつづく・・・
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